コロンボの本気でおすすめしたい
レストラン
『Giovanni’s』

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夕暮れ時のコロンボ。
昼間は炎天下で動けなかった犬達が続々と這い出て来ては、チームを組んで前を横を駆け抜けていきます。

動物はカブトムシとカメと金魚しか飼ったことのない私。野犬にすっかりびびって無意識のうちにどんどん足早に。あわやつんのめりそうになったその瞬間、何とか前に出した右足の上に人だかりを見つけました。

みんな何か待ってるみたい。

大きな箱をもらってるみたい。

頭の先を覗いてみると、お兄さん達の肩の隙間から煌々と燃える窯がちらり。
そしてマスクをかいくぐって一瞬で脳天に届いた芳ばしい油とチーズのにおい。

「ここはピッツァを作っている。しかも相当に美味しいに違いない。」

食に関する判断には定評のある私の脳は即決。従順な私の身体は家に帰って着替えるなり、テイクアウトの行列でごった返す「ピッツァ」の元へUターンしました。 

アーティスティックでちょっと怪しげな外観からは見えなかったけれど、入り口奥には広いテーブル席が広がっています。

風に当たりながら外で食べるも良し。

ノリの良い音楽を楽しみながら中で食べるのも良し。
最近は、水曜・日曜に甘いボイスのお兄さんがライブをしているので、そのときは外がおすすめです。

そして、期待のピッツァはというと、

美味。

予想通りに美味しい。

中でも感動したのはアンチョビとマルゲリータです。薄くカリッと焼いた生地の上で、具材とオイルとソースがそれぞれ絶妙に引き立て合っています。

大味のピザ、ではなく、一手間加えられたピッツァをお楽しみ下さい。

これだけでも大満足なのです。が、ここに思わぬ伏兵が。

ふとメニューのなかに見つけたのは「シーフードリゾット」。

米好きな私。ピッツァONリゾットという炭水化物の沼で今夜は溺れようと決め込み、迷わずオーダーしました。ついでにビールもお代わり。

数分後、目の前にやってきたリゾットは、紛れもなく本物でした。ピッツァを超える感動が、そこに。

ジョバンニに行った際には、この炭水化物コンビを是非オーダーしてみて下さい。絶対に後悔はさせません。ちなみに、デザートも絶品なので覚悟を決めてお出かけ下さい。

ひとつだけ注意点は、ワインの種類が少ない、もしくは全くない可能性があること。でもご安心下さい。10秒先に酒屋さんがあるので、そこで買って持ち込みましょう。

お店のオーナーはとても気さくで、行く度に特大の笑顔で迎えてくれます。

コロンボでの一晩は、ジョバンニで決まり!

Giovanni’s