旅先で出逢った2人が今度は一緒に旅に出た!
夫婦3年目・世界2人旅のキロク

Vol.14 闘病記

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MEMO

・喉の痛みの救世主「VICKS」:20ペソ(≒ 140円)

・ショウタの目を盗んで飲んだ「テハテ」:20ペソ(≒ 140円)

・メキシコ人のデビッドが作ってくれたメキシコ料理「ポソレ」:PRICELESS

6/15 メキシコシティ▶︎プエブラへ移動

シオリ:プエブラで日中ダウン。夜はディナーへ。意地でも食べる。

6/16 プエブラ▶︎オアハカへ移動

シオリ:体調悪し。バス内で休むも、途中スマホとキャップを紛失しかけ、それに呆れ返り苛立つショウタと最悪の雰囲気に。結果、微塵も寝れず。

6/17

シオリ:オアハカでダウン。熱、喉、咳、鼻。
しんどすぎる。ただただ寝てる。朝ご飯にショウタが起こしてくれたけど、頼むから寝かせてくれと心の中で懇願していた。食べたけど。
私が寝たきりなのでショウタは機嫌が悪い。
その様子を見て私も機嫌が悪い。
「老老介護」って、きっとめちゃくそ大変なんだろうなと朦朧とした頭で思う。
とにかく今、私は寝なければいけない。

6/18

シオリ:熱はひいた。咳と鼻がまだつらい。午後、市場へ行く元気はあったのでベニートフアレス市場へ。オアハカの市場は面白い。バッタの佃煮が壺いっぱいに入ってる。愛するモーレ(▶︎6/15の日記:モーレ・ポブラーノを知っていますか?)とも再会。モーレにも色々な種類があると知る。

6/19

シオリ:咳と鼻がまだ残ってるけど、だいぶ楽。ドミトリーのみんなと仲良くなってきた。メキシコ人のデビッドがみんなのためにメキシコ料理を振る舞ってくれると言うので、キッチンで見学。デビッドは車のシステムエンジニア的なことをリモートでしつつ、自分の店を構えるという夢のためにオアハカの料理学校に通っている。この後イタリアにも行って修行するらしい。

見たことのない缶詰のコーンと巨大ピーマンを鍋でぐつぐつやっていた。

ショウタ:発症。発熱のため部屋で待機。

夜はデビッドのメキシカン料理ナイト。「ポソレ」という料理を振る舞ってくれた。めちゃくちゃ美味しいし、スープなのがありがたい。弱った身体に染み渡る。

食後はみんなでゲーム。輪になって1人ずつスペイン語の単語を言う。ただし、1人目から言った単語全てをリピートしながら自分の番で新たに単語を追加していくというもの。スペイン語を勉強しているというスイス人の男の子が強かった。ショウタは熱があるはずなのに持ち前の記憶力を発揮して戦い抜く。アメリカ人のトニーは全然覚えられず苦笑いしてた。
途中から、スペイン語以外の言語も追加。みんなが「レイゾウコー!」とか「キンカクジー!」と叫ぶ姿はなんともかわいかった。

6/20

シオリ:咳、鼻の残り。
ショウタ:熱MAX
夜39.5まで上がった。どうしよう。本人はハイになっているのか時々おどけてくるけど、こっちは気が気ではない。バファリンを飲むと若干落ち着くけれど、それでも38度台。

夕方、買い物を兼ねて私1人で市場へ。ふと、賑わっている店が目に入った。「ミロ」のような色をしたドリンクが飲めるらしい。観光客と分かる男性が一足先に飲んでいたので「それ、美味しい?」と聞いてみると「そうだね〜、僕は結構、まぁ好きかな。試してみなよ」と曖昧な回答。ショウタの顔と「無駄遣イ・イケマセン」の標語が頭をよぎるも、1人なのを良いことにひとつ頼んでみる。出てきたのは粉っこなした味の薄いドリンク。不味くないけど、全然うまくもない。後で調べてみると、「テハテ」という別名「神様のドリンク」だった。テハテを飲みながら談笑するおばちゃん達を眺めていて和んだ。

24日にオアハカ・シティからフチタンへ移動予定だったけれど、3泊延長することに。フチタンでお世話になるcouch surfingのホストに連絡する。

6/21

シオリ:75%回復
ショウタ:日中も熱が下がらない。37.5前後。ついに喉の痛みがきてしまった。「五寸釘飲んでます」さながらの苦しみは忘れたくても既にトラウマ化している。せっせと白湯を作り、ヴィックスを大量買い。せかせかと頑張ったはずの私が作った夕飯は、めちゃくちゃしょっぱい激まずパスタになってしまった。これじゃ熱が下がっても他の数値が上がるじゃない。だめじゃない。

ふと、愛想を尽かした夫を成敗するため、日々の食事の塩分を意図的に増やしているというある友人の話を思い出した。そんな恐ろしいことはしていない。ただ、私の料理の腕前が、あれだったんです。ごめん。

6/22 

シオリ:90%回復
ショウタ:50%回復
ショウタは熱が平熱に。鼻・喉・咳が残っているので夜あまり眠れなかったらしく、午前中はベッド。
ランチを食べてから2人でリハビリも兼ねて出かけてみる。雨が降らないうちに行かねば。
雑貨屋さんを営む知り合いの方のリクエストで、市場へ行ってメキシコ雑貨探し。どれも予想より高くて驚く。でも、全部手仕事だもんな。職人さんの仕事が安く扱われてはいけない。

市場の後は街をぶらぶら。至る所にギャラリーがあってフラッと立ち寄れるのが嬉しい。

ショウタもだいぶ回復してきた様子。

KANO LABOは2022年6月に世界2人旅に出発しました✈︎
スタート地点はメキシコ🇲🇽
旅の様子はInstagram(@kano_labo)でも日々更新中!
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