ゆるりアーユルヴェーダの旅 in Tagiru.

スリランカで見つけた自分を大好きになれる場所

vol.4 I am what I eat
(私は私が食べたもので作られていた!)

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”You are what you eat(あなたは自分の食べたもので作られている)“というフレーズを耳にしたことはありますか?頭でわかっちゃいるけれど、お酒大好き・ゴハン大好き・好きな時に好きなものを食べたい!で35年の時を生きてきた私は、そのフレーズの意味を実感として捉えたことがありませんでした。

Tagiru.滞在中は、1日3食その人の体質に合った食事が用意されます。朝はスープ&フルーツ、昼はスープ&野菜&メイン&デザート、夜はスープ&メイン&デザート、というのが基本で、ヘルシーな素材ばかりだけどボリュームは十分。

私の場合はPITTA過剰なので、パッションフルーツやライム、グレープフルーツなどの酸味が強いものは出ませんでした。同時期にホテルにステイしていた人達もそれぞれ体質が異なるので、「あ、あなたのデザートはフルーツね。私のはパンケーキだわ~!」という会話が飛び交います。ここでは「みんな違う」ことが当たり前。アーユルヴェーダを受けに来た目的も、人それぞれです。ヘルシーに減量したい人、仕事に介護に頑張ってきた自分へのご褒美としてセルフケアをしに来た人、病気の治療のために来ている人。それぞれが違う体質、違う悩みを持って集まった仲です。お互いをジャッジすることなく、マイペースに、でも尊重し合いながら過ごす日々はとても心地良いものでした。みんな1日中すっぴんで、備え付けのお揃いの花柄ドレスを着て、マッサージを受けてはビーチで昼寝をする生活。イライラや不安になる要素なんて波と共にスリランカの海に消えていきます。最高!

ところで、この「イライラ」や「不安」といったマイナスの感情たちは、食べるものによっても大きく左右されるということを今回初めて実感しました。滞在中の食事は(BBQのときを除いて)肉・魚は食べずに、味付けも辛味を控えたものでした。「満腹」ではなく「満足」と感じられる分量が出るので食べた後に苦しくなることはないし、朝起きたときの身体が軽い!食べたものがきちんと消化、排泄されると、身体も心もとにかく軽いんです。未消化な物のために無駄なエネルギーを使わないから、身体の中から勝手にリラックスしていく感覚。それにつられて、感情面でも安定・安心した状態が続きました。「腸活」とか「消化力」って「最近の流行りでしょー」と斜に構えて流していましたが、私の体内で起こったことは、まさに「消化力のアップ」でした。

「あ~、お腹いっぱい」の満腹感じゃなくて「あ~、これで十分」の満足感を楽しむこと。

「IN(食べる)」だけじゃなくて「OUT(出す)」まで意識すること。

I am what I eat.は、私の身体と心が証明してくれました。

その”what”に何を選ぶかは、自分の責任であり、自分へのご褒美なのかもしれません。

– Tagiru. –
アーユルヴェーダ本格リトリートホテル
https://tagiru.com