ゆるりアーユルヴェーダの旅 in Tagiru.

スリランカで見つけた自分を大好きになれる場所

vol.6 シロダーラの衝撃

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毎日みんなで夕食を囲んだ後は、1人1人に翌日のトリートメントスケジュールが配られます。「明日はどんなマッサージが受けられるんだろう」と胸が躍るこの時間。
コンディションによってメニューが違うので、みんなでスケジュールを見比べながら翌日の楽しみをシェアし合っていました。私が受けたトリートメントはこちら。

この中から1日4種類を受けていました。

・Siro Abhyanga (ヘッドマッサージ)
・Waktra Abyanga(フェイスマッサージ)
・Abhyanga(ボディマッサージ)
・PadaAbyanga(フットマッサージ)
・Neck and shoulder massage (首・肩マッサージ)
・Washpasweda(スチームバス)
・Shrio Pichu(頭のてっぺんにペーストを乗せて2時間置く。冷却効果あり。)
・Washpasweda(特別な蒸気を吸い込んで呼吸する。)
・Herbal Sweda(2人がかりでマッサージ+温かいハーブの玉を体にポンポンと押していく。)
・Harbal Paste(肩凝り解消のために、肩にハーブのペーストを乗せて時間を置く。)
・Shirodara(シロダーラ。額にオイルを落としていく。)

【ある日のスケジュール】
6:00:起床
6:30:ヨガ
8:00:朝ごはん
9:50:トリートメント①ボディマッサージ
10:30:トリートメント②ヘッドマッサージ
13:00:お昼ごはん
14:10:トリートメント③フェイスマッサージ
15:40:ビーチで日光浴
16:10:トリートメント④フットマッサージ
17:50:シャワー
18:30:夜ごはん
21:30:就寝

ボディマッサージはなんと2人がかり。
ぴったりと息の合ったストロークと、完全調和の軽快リズムで全身をほぐしていきます。

フェイスマッサージは日本でよくある圧をかけるマッサージではなく、指の腹で顔を撫でていくだけ。それだけなのに、あの気持ち良さは一体どういうことなんだろう。
「やっぱり、人の手は武器を持つためじゃなく、人を癒すためにあるんだなぁ・・・。」フワフワと頭によぎったのを最後に、すっかり寝落ちしました。

どのトリートメントも素晴らしかったけれど、中でも私が1番楽しみに、そして1番感動したのが「シロダーラ」。アーユルヴェーダの代名詞的なトリートメントなので、ご存知の方も多いでしょうか。
マッサージではなく、温めたオイルを額にぽとりぽとりと、一定のリズムで垂らしていく施術です。

日々記していた”MY BOOK”を見返してみると、
「はじめはオイルの滴が広がると同時に雑念ばかりが浮かんだけれど、途中でゾーン入りした」
「絶対的な安心感と根拠のない自信が湧き上がってくる」
「誰に何を言われるではなく、内側から何か目覚めさせてもらっている感覚」
「頭の中で塞がっていたところにスッと針が差し込まれた感じ。そこから思考の入れ替えが始まった」
「多幸感」

自分でも戸惑うパワーワードの羅列・・・・!

額にはたくさんの神経が通っていて、オイルを垂らして浸透圧をかけることでその神経をリラックスさせていくそうです。
シロダーラはアーユルヴェーダのトリートメントの中でもパワフルなものらしく、ドクターがその人のコンディションを見ながら施術のタイミングを見極めてくれます。私は3回シロダーラを受けましたが、パワーワードに溢れた初回の衝撃は忘れられません。
2回目、3回目はただただ安心感に包まれて、ふわふわと気持ちよくまどろんでいました。

毎日椅子に座ってPCを見つめ続け、英語・日本語を切り替えながら話し、頭の中はマルチタスクが同時並行で進行中。これが私の選んだ道なので後悔も不満もありません。が、ストレスフルな生活なのは自覚しています。
Tagiru.に来てから私のストレスポイントは限りなくゼロになり、まっさらな自分と再会できた気がします。ずっとここにいることは叶わないけれど、自分で意識することはできる。自分を大事にすることができる。これからも付き合い続ける自分自身との信頼関係が深まっていくことを実感できました。

– Tagiru. –
アーユルヴェーダ本格リトリートホテル
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