旅先で出逢った2人が今度は一緒に旅に出た!
夫婦3年目・世界2人旅のキロク

Vol.7 グアナファト
「ネットで話題のこの街について、正直に綴る。」

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MEMO

・サン・ミゲル・デ・アジェンデ▶︎グアナファト(Primera Plus)185ペソ/人(≒1200円)

2022年6月9日

サン・ミゲル・デ・アジェンデの近くに、グアナファトという街がある。日本人には人気の観光地らしく、どのサイトでも「世界一カラフルな街!」「おもちゃ箱をひっくり返したような可愛さ!」と絶賛されていたため、とても楽しみにしていた。「夜景がとにかく素晴らしい」とのことだったので、「なんで宿をグアナファトじゃなくてサンミゲルに取ったんだよ…」と、ショウタのチョイスに対して内心物言いをつけていた。

……実際に来るまでは。

グアナファトは、正直、「あんまり」だった。 

確かに街並みはカラフルで可愛い。サンミゲルよりビビッドな色遣いで、写真映えもする。

でも、各種サイトの写真はちょっと盛り過ぎでしょう!「素晴らしい絶景が見れる、最高!」という丘にだってぜぇぜぇ言いながら登ったけれど、こんなもんだ。

それにしても、この景色はどこかで見たことがある。あぁ、モンゴルの「ゲル地区」に似てるんだ。そうだ、同じ色味と雑味をしているんだ。モンゴルと変わらないじゃないの、ここ。

と、一通り好きなことを言いながら丘を降りた。こういうとき、悪態をつき合える相方がいるのは良い。意見が割れた時が気まずいけれど、こういうシーンでは大概割れないので遠慮なくいける。

カラフルなグアナファトで1番思い出に残ったのは、屋台のお姉さんのカラフルなメイクと、市場で見つけたカラフルなチンチン飴。

チンチン飴は大・小のサイズがあって、私は大を勧められたのにショウタは小を勧められていた。そのときの彼の驚きと切なさの入り混じった顔を思い出すと、今でもじわりとくる。

小さいサイズだと思ったのかな?

そして、私には大きいサイズの方が良いと思ったのかな?

こうしてカラフルな街は、カラフルなチンチンに取って代わられた。

念のためフォローを入れておくと、街並みは本当に可愛いし、サンミゲルよりも生活感溢れる雑多な街なので、ショッピングや夜遊びを派手に楽しみたいときはグアナファトが良いのかもしれない。(私も女子旅だったら、一晩はグアナファトで過ごしていたと思う。)

今回はサンミゲルを拠点に選んだ翔太が正解だったと言うことで、早々にバスに乗ってホームへ戻った。

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