旅先で出逢った2人が今度は一緒に旅に出た!
夫婦3年目・世界2人旅のキロク
Vol.2 メキシコシティ旧市街
「ウンコノダブル・ポルファボール」
MEMO
・ウン・コノ・ダブル(アイスクリーム) 18ペソ(≒120円)
・コーヒー豆(250g)70ペソ(≒470円)
・ションヒー PRICELESS
2022年6月4日(土)
12時半起床。起きたらすっかり昼だった。「ションヒー(ショウタが煎れるコーヒー)」とチーズを挟んだ食パンをかじって、とりあえず旧市街へ向かう。メキシコのパンは甘みが強くて美味しい。
メキシコシティの都会っぷりと人の多さに面食らいながら、車に轢かれないように首を振り振り歩く。アジアンな顔つきは私達2人以外全くと言って良いほど見ない。地元の人には挙動不審な観光客だと映っただろう。
途中、屋台が並ぶ通りに出くわした。地元らしき人々で1番賑わっている屋台に並び、3個45ペソのタコスを食べる。なかなか辛い。スリランカの辛さとは違って辛味に深みがなく、ただ舌がヒリヒリする。
屋台の密集地帯を過ぎると、フィギュアやアニメグッズが目に飛び込んできた。コワモテでガタイの良いお兄さん達の足元にあるのは、お兄さんの小指にも満たないサイズの人形達。メキシコでは日本のアニメやオタクカルチャーが人気だと聞いた。タトゥーで彩られたお兄さん達も、家に帰ればお気に入りのキャラTに袖を通し、推しを愛でるのだろうか。
屋台を過ぎて、旧市街を目指して歩く。土曜日ということもあって、辺りは人人人でごった返してる。肉が焼けそうな勢いで照りつけてくる太陽にもやられ、人酔いしてきた。
旧市街にはコロニアル調の情緒溢れる建物が並び、なんて良い雰囲気…かと思えば、一階はマックやらバーガーキングやら憂いも哀愁も掻き立てない店ばかり。そんななか、一軒だけ大繁盛しているマックを見つけた。みんなの手には、ソフトクリーム。小手先のミニソフトではなく、高さは十分で、コーンはしっかりワッフルしている。どうしても食べたくなって、列に並んだ。看板を眺ると、どうやらこのソフトの名前は「cono double」と言うらしい。(後から調べたら、conoはコーンのことだった。)
順番が来たので「ウノ・コノ・ダブル・ポルファボール!」と元気良く言ってみると、伝わったらしい。やった!
ほくほくと支払いをしていると、横から「ウンコノダブル!」とおじさんが叫んでいた。おじさんの手には私と同じソフトクリーム。「ウノ」じゃなくて「ウン」と発音するのが正しかったらしい。
ウンコノダブル。ウンコのダブル。
24時間かけて日本からやってきた2人は、ウンコノダブルを連呼してニヤニヤと街を徘徊することになった。人は、いくつになっても根は小学生なのですね。
ウンコノダブルを堪能し、コーヒー屋で豆を買って帰宅。二万歩近く歩いたのでヘロヘロ。例のごとく、近所のタコス居酒屋で一杯だけコロナビールを飲んで就寝。これで明日から美味いションヒーが飲める!
KANO LABOは2022年6月に世界2人旅に出発しました✈︎
スタート地点はメキシコ🇲🇽
旅の様子はInstagram(@kano_labo)でも日々更新中!
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